IIBA日本支部 メールマガジン第2号 会員とIIBA日本支部から情報提供をご希望の皆様およびスポンサーご担当者様 メールマガジン第2号をお送りします。朝晩はずいぶんと冷え込むようになってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。 前回ご好評をいただきました代表理事の寺嶋のコラムですが、今回も引き続き第二弾を掲載します。また、有益なBA情報も満載ですのでぜひお目をとおしていただければ幸いです。 ではどうぞお楽しみください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.IIBA日本支部代表理事コラム 『DXにBAはどう貢献するのか』 2.IIBA日本支部からのお知らせ  1)セミナーイベントのお知らせ (11月 & 12月)  2)「Guide to Business Data Analytics」翻訳状況報告   3) BAサロンのご報告 3.IIBA本部からのお知らせ  1) ECBAフランス語リリースのご紹介  2) IIBA本部サイトの注目Blogのご紹介 4.その他  11月度理事会のご案内 5.編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.IIBA日本支部代表理事 寺嶋一郎 コラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『DXにBAはどう貢献するのか』 DXという言葉は、ITに関連する人たちでなくとも、耳にタコができるほど聞く言葉になった。先日、ハーバード大学の竹内教授の話を聞いていたら、DXのXの意味は、×(バツ)という意味で、DXと叫ぶわりには、日本においてDXは全然駄目だと話していた。確かにその通りだと思う。まだまだDXに手を付けていなかったり、現在進行形であってもPoCばかりで、先が見えずに、あきらめかけている企業も多いのではないだろうか。 DXがうまくいったという企業の事例にはなかなかお目にかかれない。会社のトップが大きな危機感を持っていなければDX推進は難しい。最悪なのはDXをデジタルのテクノロジーを使うことだと思っている企業が多いことだ。社長がAIやIoTを使えというから、しぶしぶではないのだろうが、ベンダーに丸投げし、無理やりデジタル技術を導入しようとしている企業も多いと思う。 DXを推進していく上で一番大事なのは、Why(何のために)、Where(何を目指して)、What(何をやるか)ということが明確になっているということではないだろうか。テクノロジーではなく、このWhy、Where、Whatを明確にすることこそが重要で、その後にHow(どうやるのか)やテクノロジーが来るのだ。そしてWhy、Where、Whatをクリアにするためにこそ、BA(ビジネスアナリシス)もあるのだと思う。そういう意味で、DXにこそBAは必須なのである。 (IIBA日本支部 代表理事 寺嶋一郎) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.IIBA日本支部からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2-1.セミナーイベントのお知らせ (11月 & 12月) 10月29日:ビジネスデータアナリティクス 説明会 11月10日:渋滞学に学ぶシステム改善へのチャレンジ セミナー 11月24日:プロセスマイニング・ツール セミナー(16時〜18時)      BOBOK読書会(19時〜21時) 11 月26日:BABOK (R)?ガイド・アジャイル拡張版V2 説明会(暫定案)     (他のセミナーに変更予定:決まり次第お知らせします) 12月14日:ビジネスアナリシス フォーラム       キーノートスピーチ: Delvin Fletcher(IIBA本部 CEO) (BABOK及び事業開発担当 清水 千博) 2-2 出版関連情報 IIBA日本支部月初旬の『BABOK Rガイド v3』の第3刷で、本部発行の正誤表の内容を反映し、日本語版での誤記を修正しました。日本支部会員の皆様は、会員専用コンテンツのページから修正版PDFがダウンロードできます。どこが修正されたかについては、支部サイトBookストアにある正誤表でご確認いただけます。 http://store.iiba-japan.org/html/page2.html 『Guide to Business Data Analytics』の日本語版『ビジネスデータアナリティクス・ガイド』の制作は、10月中旬にレイアウト再校を戻したところです。年内にamazon PODで発売見込みで、紙書籍版の価格は9,790円を予定しています。 ( 翻訳・出版担当理事 森山 武) 2-4. BAサロンの報告と次回 BAサロンは、BAに関するテーマを、自由にサロン風に語り合い、知見や思いを共有することで、気づきや発見を促し、BAを軸としたコミュニティーとすることを目標にしています。2021年度第3回は、9月28日に開催されました。テーマは、長年のIIBA日本支部会員でおられる上田靖之氏が話題提供くださった” ビジネスアナリシスの原点は日常生活における課題解決”。上田氏によるとBAの手法は日常の身近な課題にも適応できるとのことで、「夏休みの家族旅行」をテーマに現状の認識、目標設定、解決案の構築のプロセスを追っていきました。ディスカッションを通して、新たな視点や発見があり、基本は“人”にあり、が総論となりました。 BAサロンは原則的に隔月の第4火曜日を予定しています。次回は11月30日(火)、19時よりオンラインで開催します。 https://ba-salon.connpass.com/event/223504/ テーマは本メルマガのトップコラム日本支部代表理事寺嶋一郎ブログ「DXにBAはどう貢献するのか」を予定しています。多数の皆様のご参加と引き続きBAサロンのご支援をお願いいたします。 (プロモーション担当理事 永谷 裕子) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3.IIBA本部からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3-1 ECBAフランス語リリースのご紹介 今回は最近リリースされましたビジネスアナリシスのエントリー資格であるECBA(Entry Certificate in Business Analysis???)のフランス語版がリリースされたことを紹介します。 https://www.iiba.org/business-analysis-certifications/ecba-fr/ この受験の案内はフランス語で書かれています。 IIBA本部は資格テストのマルチランゲージ対応を図っているようです。近い将来ECBAもCBAP同様に日本語で受験できる日が来るかもしれません。 受験の案内も日本語で書かれていることを期待したいものです。 日本語対応の状況がわかりましたら、改めて皆様へご案内差し上げたいと思います。 (総務担当理事及び認定担当兼務 小穴 隆三) 3-2 IIBA本部サイトの注目Blogのご紹介 IIBA本部のサイトには、ビジネスアナリシスの最新の話題について識者が執筆するBlogが掲載されています。IIBA日本支部の勉強会活動:BA Frontline では、そこから特に注目したいBlogを選定して翻訳を行っていますが、現在翻訳に取り組んでいる注目Blogをご紹介します。 The Importance of the Business Data Analyst Role on a Project Team ビッグデータの分析は最近のビジネスアナリシスで重要な要素となっています。このBlogではプロジェクトチームにおける「ビジネスデータアナリスト」の役割について論じています。 7 Business Analysis Skills Every Organizational Leader Needs このBlogでは組織リーダに必要とされるビジネスアナリシスのスキルについて論じています。 Skills Every Business Analysis Team Manager Needs 一方、こちらのBlogでは、ビジネスアナリストに必要なマネージメントスキルについて論じています。 Applying Data-Based Models and Methodologies in Financial Services デジタルトランスフォーメーションとフィンテックの発展により、金融サービス企業のニーズは急速に変化しています。このBlogでは最新の金融サービス業界におけるビジネスアナリストの活動について論じています。 Why Research Is Essential in Tackling Challenging Business Problems このBlogでは、IIBAが世界規模で実施しているリサーチ活動を例にとり、リサーチ活動の重要性について論じています。 ※勉強会BA Frontline に参加ご希望の方は、会員メールリストに「BA Frontline 参加希望」として投稿ください。 (財務担当理事及びBA Frontline部会兼務 吉田 収) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 4.その他 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆IIBA日本支部理事会のご案内  理事会はすべての会員のみなさまにオープンになっています。ぜひ、理事会にオブザーバとしてご参加してみてください。  次回の理事会は11月17日(水)19時00分からZoomでオンライン開催されます。会員、法人スポンサー窓口の方には別途ご案内を差し上げます。 (総務担当理事 濱井 和夫) ************************************************** <<編集後記>> IIBA日本支部メルマガ2号をお届けいたします。  一足とびに冬がきた感がある今日この頃ですが、皆様には体調を崩されないようどうかご自愛ください。  新型コロナの感染も急速に減少しなにやら少し先行きに明るい兆しが出てきたように思いますが、まだまだ油断できません。これからのWith CORONAの時代新しい生活様式をそれぞれが確立して行くことが重要です。  私達IIBA日本支部も会員とスポンサーの皆様とご一緒に、BAの考え方を基にした新しい社会のありようを考えていきます。そのためにこのメルマガが少しでも皆さまのお役に立てることを願っています。 SDGsへの取り組みがSEG投資ともにクローズアップされてきました。BAもこの取り組みと密接に関係することになります。今後どのようにBAがSDGsにかかわり、どのような役割を果たして行くのか、研究を進める必要があると感じています。イベント等の企画があれば改めて皆様にお知らせいたします。 IIBA日本支部の活動はボランティアで成り立っています(理事含む)。活動に興味のある方は下記からお問い合わせください。 会員の皆さんにはHarmonizationの一環でIIBA本部からの案内(英語)が増えていると思います。本部コンテンツはChrome等のブラウザで日本語に翻訳しておおよその意味を捉えることが可能です。もし英語を理由に敬遠されている方がいらしたら、ぜひトライしてみてください。(ご存知かもしれませんが参考までに) Chrome の言語の変更とウェブページの翻訳 (プロモーション担当理事 永谷 裕子) (マーケティング担当理事 藤重  茂) ◆ご意見・ご感想等ございましたらこちらからご連絡ください。 https://japan.iiba.org/contact-us ◆配信停止ご希望の方へ 会員以外の方で、IIBA日本支部のイベント等にご参加いただき「情報提供希望」とされた方へも本メールを送信させていただいています。本メールマガジンの配信を希望されない場合、下記のアドレスに件名のみ記入したメールをお送りください。 宛先 communication@japan.iiba.org 件名 unsubscribe