IIBA日本支部メールマガジン1号(2021/8/31) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆INDEX ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.IIBA日本支部代表理事コラム 『ITリーダーよ、ビジネスアナリシスを学び、CIO兼CDOを目指せ!』  2.IIBA日本支部からのお知らせ  ・セミナーイベントのお知らせ (9月 & 10月)  ・「Guide to Business Data Analytics」翻訳状況報告  ・ 勉強会「BA Frontline」のお誘い  ・ BAサロンのご報告 3.IIBA本部からのお知らせ  4.理事会のご案内  5.編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.IIBA日本支部代表理事コラム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『ITリーダーよ、ビジネスアナリシスを学び、CIO兼CDOを目指せ!』 以前、CIOはどういうバックグラウンドであるべきかという議論があった。@ビジネスに精通したリーダーがITを学ぶのがいいのか、AITに精通したリーダーがビジネスを学ぶほうがいいのかという議論だ。今はDXブームだが、DXの推進役であるCDO(チーフ・デジタル・オフィサー)についていえば、おそらく@の答えが多いのではなかろうか。 筆者はCIOもCDOもAのバックグラウンドの人にやってもらいたい。確かにビジネスの最前線でそれを引っ張っているリーダーがITを学んでくれればいい。よくCIOやCDOはITで何ができるのかだけを知ればいい、などとも言われるが、やはりITのさわりだけではなく、ある程度深くITを知らなければDXの推進役は務まらないのではないかと思う。だとすれば、ビジネスエリートが果たしてITを深く学びたいと思うだろうか。彼ら/彼女らは、そもそも、ビジネスの真っただ中にいて、その舵取りを行うエキサイティングな仕事を手放したりはしないのではなかろうか。 方や、ITリーダーはビジネスを学べるのか。ビジネスを学ぶというのは、どういうことだろうか。大きな企業では、たくさんの異なるビジネスを行っていることが多い。そして、それぞれのビジネスは互いに異なっていて、すべてのビジネスに精通することは難しい。だが、ビジネスは分析することができるのだ。ビジネスアナリシスというスキルや知識によって。ビジネスアナリシスという強力な武器を使えば、どんなビジネスにおいても、あたかも精通しているように、そのビジネスの本質を捉えることができる。 だからこそAのバックグランドの人に、ビジネスアナリシスを学ぶことで、CIOやCDOをやってもらいたい。ちなみに、筆者はCIOとCDOは分けないで、一人のリーダーがCIOとCDOを兼ねるのが良いと思っている。両利きの経営の視点から言えば、CDOが担当する分野は新規事業であり、CIOのそれは既存事業だ。この二つは放っておけば、互いに足を引っ張ることになるのだが、そうではなく、互いに連携し相乗効果出すためにも、リーダーは両利きの経営の本質を理解した人が、ひとりでマネージするほうが良い。なので、ITリーダーたちは、ビジネスアナリシスを学び、CIO兼CDOをぜひ目指して欲しい。 (IIBA日本支部 代表理事 寺嶋 一郎) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2.IIBA日本支部からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2-1.セミナーイベントのお知らせ (9月 & 10月) 9月2日 :BABOK (R)ガイド・アジャイル拡張版V2 説明会     (2021年度第3回) 9月16日:BABOK(R) v3 説明会(2021年度 第4回) 9月22日:BABOK(R)ガイド読書会(第1回)      https://iiba-japan.connpass.com/event/222831/ 9 月30日:「NRIのBA人材育成戦略(仮)」 10月25日〜29日はBBC2021(フロリダ:Fort Lauderdale) 予告:12月14日(火)に「ビジネスアナリシスフォーラム」を予定しています。キーノートスピーチは Delvin Fletcher:IIBA本部 CEO を予定しています。詳細は決まり次第お知らせします。 (IIBA日本支部 BABOK担当理事及び事業開発担当兼務 清水 千博) 2-2 出版関連情報 IIBA日本支部では、昨年7月に発刊されたGuide to Business Data Analyticsの日本語翻訳を進めています。8月初旬現在、本文の翻訳はほぼ終了し、レイアウトに入るところです。年内には、日本語版をお届けできる見込みです。日本支部会員には、日本支部会員特典としてPDF版を無償提供します。また、紙書籍は、『BABOK v3ガイド・アジャイル拡張版』同様、Amazon PODで販売予定です。このGuide to BDAの作業が一段落したら、次にGuide to Product Ownership Analysisの翻訳に入ります。 (IIBA日本支部 翻訳・出版担当理事 森山 武) 2-3. 勉強会「BA Frontline」へのお誘い 支部会員の自主的な勉強会として「BA Frontline」を実施しています。活動内容は本部サイトのblog( )の日本語訳を行うというもので、翻訳結果は支部サイト( )で共有しています。IIBAやPMIの翻訳活動で活躍している会員のレビュー、指導が受けられるので英語に自信がない方もOKです。参加希望の方は、会員メーリングリストに「BA Frontline参加希望」として投稿ください。 (IIBA日本支部 財務担当及びBA Frontline部会兼務 吉田 収) 2-4. BAサロンの報告と次回  BAサロンは、BAに関するテーマを、自由にサロン風に語り合い、知見や思いを共有することで、気づきや発見を促し、BAを軸としたコミュニティーとすることを目標にしています。2021年度第2回として、7月27日に” ユーザー企業?ベンダー企業? BAは誰がやるの?”をテーマに、ユーザーとベンダー企業の共創について、7名の参加者で、日本のIT開発体制、企業の組織体制、文化論など多岐にわたる切り口で自由に語り合いました。そして、ベンダーとユーザー企業が、ITプロジェクトが生成するビジネスの価値(Value)を共有し、目標とすることが共創への道筋では、の総論にいたりました。 BAサロンは原則的に隔月の第4火曜日を予定しています。 次回は9月28日、19時よりオンラインで開催します。 https://ba-salon.connpass.com/event/223504/ テーマは「ビジネスアナリシスの原点は日常生活における課題解決」を予定しています。 多数の皆様のご参加と引き続きBAサロンのご支援をお願いいたします。 (IIBA日本支部 プロモーション担当理事 永谷 裕子) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 3.IIBA本部からのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ KnowledgeHubのご紹介 今回は最近リリースされましたオンライン検索サイトKnowledgeHubを紹介します。メンバーの方の中には既にご存知で利用された方もいらっしゃるかもしれません。 KnowledgeHubは、IIBAメンバーのためにデザインされた、ビジネスアナリシスに関する実用的なハウツーコンテンツ、知識、ツールを集めた新しいオンラインサイトです。 アクセス方法は簡単です。 IIBA HP上の真ん中にあるオレンジ色の枠で囲まれた Access KnowledgeHub をクリックするだけです。 皆さんも早速アクセスしてみて、気になるコンテンツ、知識やツール等を検索してみてはいかがでしょうか? (IIBA日本支部 総務担当理事及び認定担当兼務 小穴 隆三) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 4.理事会のご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆IIBA日本支部理事会のご案内  理事会はすべての会員のみなさまにオープンになっています。ぜひ、理事会にオブザーバとしてご参加してみてください。  次回の理事会は9月15日(水)19時00分からZoomでオンライン開催されます。会員、法人スポンサー窓口の方には別途ご案内を差し上げます。 (IIBA日本支部 総務担当理事 濱井 和夫) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 5.編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 21年度BAメルマガ第1号はいかがでしたでしょうか。今後も隔月で発行し国内外のBA情報をお伝えする予定です。 IIBA日本支部の活動はボランティアで成り立っています(理事含む)。活動に興味のある方は下記からお問い合わせください。 IIBA本部の英語のコンテンツはChrome等のブラウザで日本語に翻訳しておおよその意味を捉えることが可能です。まだブラウザの翻訳機能を使ったことが無い方はぜひトライしてみてください。 Chrome の言語の変更とウェブページの翻訳 (IIBA日本支部コミュニケーション担当理事 猪木 孝悦、珠野 知子) ************************************************** ◆ご意見・ご感想等ございましたらこちらからご連絡ください https://japan.iiba.org/contact-us ◆配信停止ご希望の方へ 会員以外の方で、IIBA日本支部のイベント等にご参加いただき「情報提供希望」とされた方へも本メールを送信させていただいています。本メールマガジンの配信を希望されない場合、下記のアドレスに件名のみ記入したメールをお送りください。 宛先 communication@japan.iiba.org 件名 unsubscribe