ビジネスアナリシスを考える Let’s think about Business Analysis

IIBA日本支部会員上田氏のIIBA日本支部サイトブログ記事をまとめました。

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『ビジネスアナリシスを考える ~あらゆる課題や問題解決を実現する効果的なアプローチ~ 

このコラムは、「ビジネスアナリシスとは何か」をその本質からやさしく理解してもらうことを目的として2012年6月から2014年12月にわたりIIBA日本支部のホームページに68回にわたり連載されたものを、このたび集約再編集して公開するものです。

ビジネスアナリシスという言葉は難解な印象を与え、わかりづらいという多くの声をうけ、わかり易くその本質を説明しようとするのが本コラムの目的です。その原点は日常生活におけるいろいろな課題解決の思考方法と類似であって何ら難しい理論も技術も必要としないことであり、その事実を分かり易く説明することを試みています。日常のビジネス課題解決の現場での思考方法として誰もが容易に活用できるものであることを理解して頂けることを期待しています。

執筆してから時間が経っていますが、内容はビジネスとビジネスアナリシスの基本的な概念に関するものですから、本質的な思考概念は変わっていませんので敢えて原文のままにして再掲します。高度情報技術の普及や社会のデジタル化が進んでいますが、その中の課題解決においてもビジネスアナリシスはあらゆる分野で思考と行動の品質と生産性を高める効果的な概念です。

文章には専門用語を避け、日常の言葉で表現し、理解を容易にすることに努めています。内容は平易で理解は容易ですが、ビジネスアナリシスの本質を深く説明しています。これからビジネスアナリシスを理解しようとする方々だけでなく、ビジネス経験の深い人達にも真のビジネスアナリシスの認識を深めて頂けることを期待しています。同時に、ビジネスアナリシスの概念は日常のあらゆる課題解決の対応に活用できる無限の可能性を持っていることを認識して頂きたいと思います。

 

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目次<Page>

1 (第 1 回)はじめに[4 ページ]<1>

2 ビジネスアナリシスとは何か[21 ページ]<5>
2.1 (第2回)ビジネスアナリシスの原点は日常生活における課題解決<5>
2.2 (第3回)ビジネスアナリシスにおける「課題」と「問題」<10>
2.3 (第4回)ビジネスアナリシスとは「課題や問題を解決すること」<13>
2.4 (第5回)ビジネスアナリシスの概念と特徴を正しく理解する<17>
2.5 (第6回)ビジネスアナリシスの基盤は人と意識と実行力<23>

3 ビジネスの現状とその環境を正しく理解する[11 ページ]<26>
3.1 (第7回)課題や問題の正しい理解<26>
3.2 (第8回)課題や問題をパターンに分類して理解する<32>

4 ビジネスアナリシスを推進する環境の構築[16 ページ]<38>
4.1 (第9回)ビジネスアナリシス実行のための三つの認識<38>
4.2 (第10回)トップマネジメントの課題<41>
4.3 (第11回)実行の意識と適応能力<44>
4.4 (第12回)組織全体の理解とコンセンサス<48>
5 ビジネスアナリシス実行の全体計画[11 ページ]<54>
5.1 (第13回)対象とする課題や問題の原点と本質をとらえる<54>
5.2 (第14回)ビジネスアナリシス実行のストーリーを作る<59>
5.3 (第15回)課題や問題解決の手順や方法を考える<62>

6 ビジネスアナリシスのプロセス[47 ページ]<65>
6.1 (第16回)ビジネスアナリシスプロセスの概要<65>
6.2 (第17回)出発点の重要性-課題や問題の明確な理解と認識<67>
6.3 (第18回)課題や問題の認識とテーマ内容の明確化<70>
6.4 (第19回)課題や問題の全体構造の認識<73>
6.5 (第20回)状況を正しく把握して現状を確認する<78>
6.6 (第21回)問題を分析、評価し、原因を究明する<82>
6.7 (第22回)解決の目標を設定する<89>
6.8 (第23回)実行計画の策定-問題解決の方法を選択する<92>
6.9 (第24回)実行計画の妥当性を再確認する<97> 
6.10 (第25回)計画の実行-解決プロジェクトの実行と総合力の結集<102>
6.11 (第26回)新しいシステムの試行と実務への投入<105>
6.12 (第27回)結果の評価とフィードバック-結果の確認と評価、残された問題の修正<108>

7 ビジネスアナリシスの手法と技術[28 ページ]<112>
7.1 (第28回)ビジネスとビジネスプロセスの構造<112>
7.2 (第29回)ビジネスアナリシスを構成する手法と技術<115>
7.3 (第30回)問題解決の手法や技法をどう使うか<120>
7.4 (第31回)技法や技術は使い方で価値が決まる<124>
7.5 (第32回)要素技術をどう利用するか<127>
7.6 (第33回)多様なリソースの活用<130>
7.7 (第34回)変化への対応<134>

8 情報システムとビジネスアナリシス[69 ページ]<139>
8.1 (第35回)ビジネスアナリシスの視点から情報システムの課題や問題を考える<139>
8.2 (第36回)情報システムの発展過程から見る問題発生の背景<145>
8.3 (第37回)経営システムと情報システムの認識と関係-四つの視点から見る<150>
8.4 (第38回)相互の立場を理解する-互いに相手を知る<155>
8.5 (第39回)要求の背景と本質を読む<159>
8.6 (第40回)利用者が認識するべき課題-開発者の立場を理解する<163>
8.7 (第41回)開発者が認識するべき課題-利用者の立場を理解する<171>
8.8 (第42回)環境は変化する<179>
8.9 (第43回)環境と時間変化による要求の変化<185>
8.10 (第44回)システム性能は時間と共に変化する<188>
8.11 (第45回)利用状況の監視<192>
8.12 (第46回)利用環境の整備と利用意識<194>
8.13 (第47回)適用技術の妥当性<197>
8.14 (第48回)仕様書はだれが作るべきか<203>

9 情報システム構築をビジネスアナリシスのプロセスから考える[40 ページ]<208>
9.1 (第49回)情報システムとビジネスアナリシスプロセスの概要<208>
9.2 (第50回)出発点の重要性-課題や問題の明確な理解と認識<210>
9.3 (第51回)課題や問題の認識とテーマ内容の明確化<212>
9.4 (第52回)課題や問題の全体構造を認識する<214>
9.5 (第53回)状況を正しく把握して現状を確認する<218>
9.6 (第54回)問題を分析、評価し、原因を究明する<221>
9.7 (第55回)要求の妥当性評価<224>
9.8 (第56回)解決の目標を設定する<228>
9.9 (第57回)実行計画の策定-問題解決の方法を選択する<232> 
9.10 (第58回)実行計画の妥当性を再確認する<236>
9.11 (第59回)計画の実行-解決プロジェクトの実行と総合力の結集<239>
9.12 (第60回)新しいシステムの試行と実務への投入<242>
9.13 (第61回)結果の評価とフィードバック-結果の認識と評価、残された問題の修正<245>

10 経営情報化意識の育成と適応能力の向上[16 ページ]<248>
10.1 (第62回)情報利用の意識と認識に関する教育<248>
10.2 (第63回)システムの利便性と適用の完全性<252>
10.3 (第64回)システムの目的は使うこと<255>
10.4 (第65回)利用者の支援と問題の発見<258>
10.5 (第66回)ビジネスアナリシス人材を育てる<261>

11 人とビジネスとビジネスアナリシス[10 ページ]<264>
11.1 (第67回)ビジネスの主役は人-すべては人で決まる<264>
11.2 (第68回)ビジネスアナリシスの無限の可能性<268>
 

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